カール、エンタープライズRIA向けUIコンポーネントをオープンソースで公開
カール(本社:東京都中央区)は2008年9月25日、リッチクライアント言語Curlの標準GUIコンポーネントを拡張したエンタープライズRIA向けUIデザインコンポーネント「Curl Advanced UI 0.5」をオープンソースで公開した。よりリッチなUIとデザインを持ったRIAシステムを開発できるという。
Advanced UIでは30種類のデザインコンポーネントを用意。立体的に回転するメニュー「カルーセルメニュー」、Mac OS XのDockライクに拡大するメニュー「フィッシュアイ」、3D立方体型のフレーム「Cubeフレーム」などの主要コンポーネントのほか、「マウスジェスチャー・イベント」「オートコンプリート」などのふるまいを提供するものも含む。
カールは、企業向けプラットフォームの拡大とOSSコンポーネントライブラリの共通リポジトリ構築を目的としたCurlオープンソース戦略を2007年10月に発表。これまで米本社を中心にさまざまなプロジェクトを設立してきた。Advanced UIは日本で開発したオープンソースプロジェクトで、国内350社超のCurl開発経験を生かし、ユーザーの意見を取り入れた。
公開サイトは米SourceForge.netで、ライセンスはApache License 2.0。合わせて、同社が運営する自作アプリケーション投稿サイト「Curl Apps Gallery」でサンプルアプリケーションを公開した。今後は、3Dコンポーネントを取り入れたグリッドやチャートなど拡充を図ってゆく。
Curl Advanced UI
http://sourceforge.net/projects/curl-advancedui/