米Curl、高速データ通信が可能な「Curl」向けオープンソースイブラリを公開

 米Curlは2009年1月6日(米国時間)、プログラミング言語「Curl」向けに、企業向けRIAシステムなどで高速データ通信を可能にするオープンソースライブラリ「Curl Data Kit Data Services(CDK-DS)」をリリースした。同社のWebサイトから無償ダウンロードできる。ライセンスはApache License 2.0。

 米Adobe SystemがFlexおよびFlash向けに開発した通信プロトコル「AMF(Action Message Format)」をCurl上に実装した。AMFはバイナリ形式で、RIAクライアントとサーバ間の高速データ通信を可能にする。企業向けRIAシステムでは大量のデータ通信が発生するため、一般的にデータ転送速度がボトルネックとなり、解決が求められていたという。

 初回リリースでは、Adobeが開発したOSSサーバ「BlazeDS」がサポートするpublish/subscribe、サーバpush、リモートプロシージャコール(RPC)、セキュリティ、認証機能などを実装し、全てのリモーティングやWebメッセージングサービスに対応した。また、通信は非同期で行えて、応答待ち時でも通常と変わらないオペレーションが可能という。

CDK-DS
http://www.curl.com/developer/libraries/cdkds/

カール(日本法人)
http://www.curlap.com/