OLPC、次期「XO-1.5」はFedoraベースに
途上国の子どもに1人1台のPCを提供することを目的とした非営利団体、One Laptop per Child(OLPC)の開発者は5月15日、次期版「XO-1.5」を「Fedora 11」ベースにすることを発表した。GNOMEインストールに切り替えるオプションを提供、利便性を改善するという。
XO-1.5向けのソフトウェアリリースは、Fedoraを全面的に利用する。OLPCのオープンソースの学習プラットフォーム技術「Sugar」で起動し、標準のGNOMEインストールへの切り替えが可能。特に、高校生など高学年の学生には便利な機能になるとしている。
これにより、Sugarコミュニティの最新の機能、FedoraとGNOMEの最新機能を組み合わせ、同時に提供できる。すでに、XO-1向けにFedora 11、Sugar、GFNOMEを組み合わせたビルドパッケージがあり、これを土台に開発するようだ。先日OLPCが公開したXO-1.5の仕様情報では、RAMは1GBに、フラッシュメモリは4GBに拡大されており、同時に2つの環境を動かすのに十分なスペックとしている。チップは、米VIA Technologiesの「C7-M」(400MHz~1GHz)となっている。
XO-1向けのFedora 11ビルドイメージはすでに公開されており、間もなくXO-1.5向けも公開する予定だ。
One Laptop per Child
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