オープンソースSNSエンジンの新版「OpenPNE3.0」リリース

 オープンソースのSNSエンジンの最新版「OpenPNE3.0」が2009年1月27日リリースされた。手嶋屋(本社:東京都板橋区)が中心となって開発しているSNSエンジンで、新たに外部サービスを取り込める多彩なAPIを搭載し、プラットフォーム化を進めた。SVN経由でダウンロード可能。また、ダウンロード可能な配布パッケージも現在作成中。

 OpenPNE2.0のリリースから約2年9カ月ぶりのメジャーバージョンアップ。新版では、OpenPNEのコア機能にアクセスして、さまざまなソーシャルアプリケーションを開発できるAPI「OpenPNE Plugin API」を用意。日記やレビュー、メッセージ、足跡などのSNS機能をAPI上に構築してあり、ニーズに合わせて取捨選択可能という。

 また、Googleが提供するソーシャルアプリケーション開発向けAPI「OpenSocial API」に対応し。外部サービスを取り込める。外部からOpenPNEを操作するための「OpenPNE Web API」も搭載。このほか、国際化対応やOpenID対応などの機能を追加した。

 今後は、1~3月に画面表示の英語化および中国語化への対応、PayPal決済対応モジュールなどを提供する。4~6月にはOpenSocial APIを利用したグループウェア機能「OpenPNE Office」の公開や、バージョン3.2のリリースを予定している。3.2ではチューニングを進め、旧バージョンと同等までパフォーマンスを改善するという。

OpenPNEプロジェクト
http://www.openpne.jp/

手嶋屋
http://www.tejimaya.com/