沖電気、OpenPNEベースの企業内SNS「Crossba」発売
沖電気工業は2008年5月27日、OpenPNEベースの企業内向けSNS「Crossba(クロス場)」の販売を開始した。OKIグループ内SNSの運用で得たノウハウをもとに、企業内利用に適した機能を追加。システム導入・保守のサポートと合わせて提供する。サブスクリプションライセンスの価格は、2000ユーザーまで年間90万円。
OpenPNEの基本機能の上に、「社員コミュニケーションの活性化」「社内ノウハウを活用した迅速な問題解決」「社内ナレッジ共有によるコラボレーション促進」の3点を狙った機能を追加した。一般的なプロフィールやメッセージ機能のほかに、LDAPを用いた社員DBとの連携、SNSメンバー全員を対象に質疑応答できる「全員Q&A」、ソーシャルブックマーク(SBS)、Wikiなどの機能を備える。
セキュリティや可用性を考慮して、ソフトウェアだけではなく、必要なサーバやOS、ミドルウェアなどのシステム環境も提供する。動作環境は、if Server DLシリーズ/MLシリーズ/BLシリーズ、OSはRed Hat Enterprise Linux。運用中のOpenPNEベースのSNSからも移行・アップグレードが可能。
また、同社が展開する「企業内SNS導入支援サービス」を拡充して、8月中旬からCrossba導入支援サービスを提供する。価格は構築サービスが58万円(サーバ構築+トレーニング1回付き)、運営コンサルティングサービスと管理者教育サービスが個別見積もり。SNS事業全体で2年間100社への提供を目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】
沖電気工業
http://www.oki.com/jp/