NEC、オープンソースSNSを活用した企業向けSaaS型サービス

 NECは2007年10月9日、オープンソースソフトをベースにした企業向けSaaS型SNSサービス「Social Tool Mart」の提供を開始すると発表した。企業内・企業間のコミュニケーションや、企業と顧客・消費者の対話機能を持ったSNSを構築できるという。

 オープンソースSNSの「OpenPNE」を中核としたサービスで、コンテンツ管理、タスク管理、スケジュール管理、EC、CRMなどのツールと連携させて、さまざまな用途で利用できるようにした。APIを整備しているため、ユーザーが自社で連携ツールの開発もできる。

 ミドルウェア層にはOSSスタックである「SpikeSourceコアスタック」を採用した。利用料金は、SNS単体で1契約あたり月額7万円(税別)から。サービスは10月から順次開始して連携ツールを拡充。3年後に15種類をそろえる予定。年間3億円の売り上げ、3年後で100社の顧客獲得を目指す。

 第一号として、三井不動産販売が、団塊の世代向け会員制オフィス施設「相創の場」にトライアルサービスとして導入した。【鴨沢 浅葱/Infostand】

NEC
http://www.nec.co.jp/

Social Tool Mart
http://www.nec.co.jp/solution/stm/

相創の場
http://www.sosonoba.jp/