米Red Hat、RHELの更新期間を18ヶ月に延長できる新サービス

　米Red Hatは12月18日（米国時間）、自社Linuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux（RHEL）」向けの最新メンテナンスオプション「Extended Update Support」を発表した。同一のバージョンを18ヶ月利用できるため、アップグレードにかかるコストとリスクを削減できるという。

　Extended Update Supportは、RHELのサブスクリプションサービスを利用する顧客向けのメンテナンスオプション。同一バージョンを長期間運用したいという顧客のニーズに対応するもの。

　現在、Red HatではRHELのメジャーバージョンのサポート期間をに7年間としているが、その期間中、重要なセキュリティ修正に加え、バグ修正などのセキュリティ対策や新しいハードウェアへの対応を含むマイナーアップデートを年2回提供している。だがこの場合、アップデートを望まない顧客には、不要な検証コスト、運用障害などのリスクを伴うことになる。

　新オプションは、マイナーアップデートごとのサポート期間を標準の6ヶ月から3倍の18ヶ月に延長するもの。これにより、コストと手間を削減でき、リスクを緩和できるとしている。

米Red Hat
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