NEC、基幹業務向けLinuxソリューションを強化

 NECは2008年11月10日、基幹業務向けLinuxソリューション「エンタープライズLinuxソリューション for MC」を強化して、販売活動を開始した。Xeon搭載の「Express5800/スケーラブルHAサーバ」をベースに、ミッションクリティカルなLinuxシステムを構築。メインフレームやUNIXシステムで構築されていたシステムをLinuxで代替可能にする。

 「Express5800/スケーラブルHAサーバ」に可用性を高める基盤ミドルウェア群を組み合わせ、システム全体のサポートを提供。HAクラスタリングソフト「CLUSTERPRO X for MC Linux」と、障害監視に対応したミドルウェア製品「CLUSTERPRO X HAシリーズ」のLinux対応版5製品を2009年1月13日から順次出荷開始する。価格は、CLUSTERPRO X for MC Linuxが252万円から。

 また、従来の基本サポート「Linuxサポートサービス MC」とHA対応サポート「HAサポート for Linux」との間を埋めるサービスとして、中大規模向けシステムサポート「マネジメントサポート for Linux」を提供。基本サービスのほか、パッチ情報の提供・管理、リモートオペレーション、サポートエンジニアによる障害対応などを行う。価格は1システムあたり年額1050万円から。

 このほか、メインフレームやUNIXシステムからLinuxシステムへの移行を支援する「マイグレーションサービス」を実施。高可用Linuxプラットフォームを基盤に、オンライン処理用ミドルウェア「TPBASE」、バッチ処理用ミドルウェア「WebSAM JobCenter」「SORTKIT」、事務処理系言語「COBOL2002」、移行ツールなどを提供する。価格は個別見積もり。

 NECは、サポートサービス、システムインテグレーションなどを合わせて、今後3年間で360億円の販売を見込んでいる。

NEC
http://www.nec.co.jp/