米Palamida、信頼できるオープンソースプロジェクトトップ25を発表

 オープンソースソフトウェア向けセキュリティ企業の米Palamidaは12月16日(米国時間)、信頼できるオープンソースプロジェクトのトップ25を発表した。オープンソースに対するセキュリティ懸念に答えるもので、不況でIT予算が厳しくなっていることもあり、「開発プロセスでオープンソースを検討しないのは戦略的に不利だ」と同社は述べている。

 開発ツール、データベース/マッピングツール、ユーティリティクラス、レポート/チャート、Web 2.0の5つのカテゴリからプロジェクトをリストした。各プロジェクトの説明のほか、Ohloh.netの情報をベースにした社内開発コストデータも並んでいる。リストしたプロジェクトはいずれも、信頼性があり、エンタープライズに対応するレベルという。

 開発ツールで挙がったプロジェクトは、「NetBeans」「Eclipse」「JUnit」「Httpunit」「PMD」「Valgrind」「FindBugs」の7つ。データベース/マッピングでは、「Hibernate」「MySQL」「Apache Derby」「PostgreSQL」が挙がっている。Web 2.0では、「Prototype」「script.aculo.us」「Direct Web Remoting」「Yahoo! User Interface」「jQuery」の5つが挙がった。

 このほか、ユーティリティクラスでは、「zlib」「libpng」「FFmpeg」「Freetype」、レポート/チャートでは、「JFreeChart」「Velocity」「Pentaho Reporting」「JasperReports」などのプロジェクトが並んでいる。

 Palamidaの調査によると、オープンソースソフトウェアを採用するにあたっての懸念事項はセキュリティという。調査では、回答者の62.7%が「オープンソースソフトの機能は商用ソフトウェアと変わらない・ほとんど変わらない」と回答したが、50%の回答者がセキュリティを懸念事項に挙げたという。

米Palamida
http://www.palamida.com