エクセルソフト、OSS違法利用防止ツール「Palamida」を販売開始

 エクセルソフト(本社:東京都港区)は2010年1月6日、オープンソースソフト違法利用防止ツール「Palamida」(パラミーダ)の販売を開始した。米PALAMIDA社の製品で、ソフトウェア内に含まれるオープンソースソフトのコードを自動検出してライセンスを確認できる。価格は要問い合わせ。

 対象のソースコードやバイナリファイルをスキャン・分析してレポートを出力する。140万以上のOSSプロジェクト・バージョンから、定期的に情報収集・メンテナンスしたコンプライアンスライブラリによって、一部改変したコードも的確に検出。ライセンス条件に違反した状態でソフトを配布するリスクも未然に防げるという。

 OSS利用ポリシーの設定が可能で、開発者が使用するOSSコンポーネントがポリシーに合致しているか自動的に判定して、設計段階から順守できる。上位エディションには、脆弱性検出機能も搭載した。単一ユーザー向けの「Professional Edition」、複数ユーザー向けの「Compliance Edition」、脆弱性検出が可能なフルスペック版「Enterprise Edition」の各エディションがある。

 動作環境は、Red Hat Enterprise Linux 5、Windows XP/Vista、Solaris 10(x86版)。Java実行環境はJDK 1.5.0 Update 11以降。また、別途MySQL Server 5.0.xまたはOracle 10gが必要。

 また、同社は、Palamidaを使ってOSS利用状況やライセンスなどを可視化するサービス「IP診断サービス」を提供する。利用料金は要問い合わせ。

Palamida
http://www.xlsoft.com/jp/products/palamida/index.html

IP診断サービス
http://www.xlsoft.com/jp/products/palamida/consult.html

エクセルソフト
http://www.xlsoft.com/