米AdobeとSpringSource、エンタープライズ向けJava RIAで提携
米Adobe Systemsと米SpringSourceは12月8日(米国時間)、Javaアプリケーションでの「Adobe Flash」対応を容易にすることを目指し、協業することを発表した。SpringSourceは新しいオープンソースプロジェクトを立ち上げ、2社の技術を統合する。
クライアント/プレゼンテーション層のAdobe Flash/FlexとSpringSourceのJava技術の連携を容易にすることで、エンタープライズ向けRIA(リッチインターネットアプリケーション)の開発を促進する。これにより、Java開発者はFlexとSpring Frameworkを利用して、エンタープライズRIAを迅速に開発できるようになるという。
この提携の下、SpringSourceは、Adobeのオープンソース技術「BlazeDS」とSpringとを蜜に統合することを目的とした最新のオープンソースプロジェクト「Spring BlazeDS Integration」の開発を進める。BlazeDSは、サーバー側Javaリモーティング・メッセージング技術。Spring BlazeDS Integrationは、今月中旬にもベータ版をリリースする予定という。
2社はまた、「SpringSource Adapter for Adobe LiveCycle Data Services ES」の開発を進めることも明らかにしている。「Adobe LiveCycle Data Services ES」との統合を可能にするもので、Flexをベースとしたプッシュベースアプリケーションを構築できる。このアダプタは、来年初めにリリースの予定だ。
米Adobe Systems
http://www.adobe.com
米SpringSource
http://www.springsource.com