PHPとFlexの連携に向けZendとAdobeが提携
イスラエルZend Technologiesは9月16日(米国時間)、米Adobe Systemsと提携し、ZendのPHP(Hypertext Preprocessor)開発フレームワークとAdobeの開発環境「Adobe Flex」を連携可能にしていくことを発表した。
この提携の下、Zendが提供するオープンソースのPHPアプリケーションフレームワーク「Zend Framework」にAdobeの「Action Message Format(AMF)」を統合する。AMFは、FlexやFlashアプリケーションとサーバー間の高速な通信を実現するバイナリフォーマット。Adobeは今年8月、Zend Framework向けのAMFを開発している。
これにより、サーバー側のPHP、クライアント側のFlexとの通信が最適化され、開発者は高速通信を活用したリッチアプリケーションを開発できるという。Zend Framework向けのAMFは、今年後半にリリース予定の「Zend Framework 1.7」で公式サポートされる計画だ。
2社はこのほか、自社開発環境「Zend Studio」と「Adobe Flex Builder」でクロス開発の要素を取り込み、開発作業の簡素化を図っていく計画も発表している。Zend Studio、Flex Builderはともに、Eclipseをベースとしている。
イスラエルZend Technologies
http://www.zend.com
米Adobe Systems
http://www.adobe.com