米Red HatとIngres、欧州でISV向けオープンソーススタックを提供

 米Ingresと米Red Hatは11月6日(ドイツ時間)、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)向けに2社のエンタープライズ級オープンソースソフトウェアを組み合わせて提供することを発表した。コスト効果が高く高性能なプラットフォームを活用できるとしている。

 この提携の下、Ingresは自社データベースソフトウェア「Ingres Database」、Red HatはサーバーOS「Red Hat Enterprise Linux 5」とミドルウェアプラットフォーム「JBoss Enterprise Middleware」をそれぞれ提供、3つを合わせたソフトウェアスタックとして提供する。

 特徴は、特定の技術に依存しないソリューション独立性、高性能、オープンソースによるコスト効率。同ソフトウェアスタックを活用し、ISV各社は顧客の要求に合わせてカスタマイズしたアプリケーションを動かすことができる。アプリケーションのマイグレーションも容易に行え、ソリューションを市場に迅速に提供できるという。

 Ingresは、Red Hatのサードパーティアプリケーション・チャネル「Red Hat Exchange」のメンバーで、今回の提携は2社の関係を強化するものとなる。

 2社は11月27日にドイツでキックオフイベントを開始、その後、同ソフトウェアスタックを欧州・中東・アフリカ(EMEA)地区で提供する。

米Ingres
http://www.ingres.com

米Red Hat
http://www.redhat.com