NRI、フルOSSの企業内ポータルソリューション「OpenStandia/Portal」

 野村総合研究所(NRI、本社:東京都千代田区)は2008年9月4日、オープンソースソフトウェアを全面的に採用した企業内ポータルソリューション「OpenStandia/Portal(オープンスタンディア・ポータル)」の提供を開始した。CMS、掲示板、カレンダー、ブログ、ファイル共有、ワークフローなど30種類以上の機能をあらかじめ用意。低コストで、ポータルを構築・運用できるという。

 Javaベースのオープンソース企業内ポータル「Liferay」をベースに、全てをオープンソースソフトウェアで構成した。企業システムはJavaベースで構築されることが多いため、親和性が高く、容易に連携できるという。また、シングルサインオン機能などの機能も用意した。Javaポートレット標準仕様「JSR 168」に準拠する。

 全社ポータルのほか、柔軟なアクセスコントロール機能によって複雑な組織体系や部門横断型のプロジェクトなどにも対応する。また、プロジェクトや個人などの単位でポータルページを設置できる。画面は、ドラッグ&ドロップで簡単にカスタマイズが可能。

 サービス価格は、企業の組織体系や社員マスタなどを考慮しながらシステム設計・構築をサポートする「導入サービス」が60万円から。既存ポータルからの「移行サービス」は個別見積。障害時対応やセキュリティおよびパッチ情報の提供などの「年間サポートサービス」が60万円から。3年間で300社への導入を目指す。

野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/

OpenStandia/Portal
http://www.nri-aitd.com/openstandia/solution/eip/index.html