レッドハット、オープンソースポータル新版「JBoss Enterprise Portal Platform 4.3」

 レッドハット(本社:東京都渋谷区)は2009年2月17日、ポートレット新標準に完全準拠したオープンソースポータル製品の最新版「JBoss Enterprise Portal Platform 4.3」の提供を開始した。企業ポータルの構築向けで、アップグレードや修正プログラムを含む年額サブスクリプション価格は4CPUあたり140万4000円から(税別)。

 「JBoss Enterprise Application Platform」上に実装したポータル製品。最新版の4.3では、ポートレット2.0(JSR-286)に完全準拠。動的なポートレット間通信が提供されるため、複合アプリケーションの構築が簡単になるという。また、ポートレットの互換性が向上し、市場に流通するポートレットを素早く導入可能。

 また、Portlet Bridgeの標準仕様JSR-301に完全準拠した「JBoss Portlet Bridge」を実装し、ポートレット開発でJavaServer Faces(JSF)やJBoss Seam、RichFacesなどのアプリケーションフレームワークを簡単に利用できる。近日リリース予定の開発環境「JBoss Developer Studio 2.0」のポートレット・ウィザードで開発したポートレットにも対応する。

 このほか、ポータル管理やユーザー管理画面などのユーザーインタフェースを完全日本語化した。導入後すぐに環境設定やユーザー登録を操作してポータルを運用することができるとしている。

JBoss Enterprise Portal Platform
http://www.jp.redhat.com/jboss/middleware/portal/

レッドハット
http://www.jp.redhat.com/