オープンソースのデータ品質ツール、仏Talendより

 オープンソースのデータ統合技術ベンダー仏Talendは8月20日(米国時間)、データ品質を改善するツール「Talend Data Quality」を発表した。9月に提供を開始する。

 顧客データなど企業のデータには、郵便番号漏れやニックネームでの登録など、欠陥や重複などの劣化があることが多い。このように一貫性を欠いた劣化データが存在すると、同一顧客に複数の郵便物が届くなどのことが発生し、顧客の評判が下がるだけでなく、コスト増、営業チャンスの損失にもつながる。

 Talend Data Qualityはデータプロファイル、欠陥データの識別、クレンジングなどの機能を持つ。これにより、欠陥のあるデータを探し出し、米郵政庁や各種データベースが提供する参照データを利用して自動的に欠陥を修正する。EclipseをベースとしたGUIを特徴とし、ドラッグアンドドロップで操作が行える。

 同社のオープンソースのデータ統合スイート「Talend Integration Suite」で利用することで、データの統合、プロファイル、品質改善を1つにしたエンタープライズデータ統合を行えるという。スタンダロンとしての利用も可能。

仏Talend
http://www.talend.com