インフォマティカ、データ統合ソリューション最新版販売開始 リアルタイム機能を強化

 インフォマティカ・ジャパン(本社:東京都新宿区)は2007年11月5日、データ統合ソリューションの最新版を日本市場向けに販売開始した。データ統合エンジン「PowerCenter 8.5」とデータアクセス製品「PowerExchange 8.5」で構成され、最小構成価格は1170万円から。12月25日から出荷開始する。

 PowerCenterは、企業システムに分散しているさまざまなフォーマットを検出・統合して、単一のプラットフォームから利用可能にする製品。PowerExchangeは、ミッションクリティカル・システムのデータにオンデマンドでアクセスする機能を提供。これらによってリアルタイムICC(インテグレーション コンピテンシー センター)を実現するという。

 最新のPowerCenter 8.5は、トランザクシションの整合性確保と二重処理の回避を実現したGMD(Guaranteed Message Delivery)機能を追加したほか、回復・リカバリ・フェイルオーバの各機能の強化で、リアルタイム処理の信頼性を高めた。また、個人の識別を不可能にしてセキュリティを高めるオプション「Data Masking Option」を用意した。

 PowerExchange 8.5は、形式が異なる複数のシステムから変更データのみ抽出するCDC(Chang Data Caputure:変更差分抽出)機能のリアルタイム処理を強化した。対応システムは、メインフレーム(OS/390、z/OS上のIMS、DB2、VSAM)、ミッドレンジ(OS/400上のDB2)、オープンシステム(UNIX、Linux、Windows上のOracle、Windows上のSQL server)をサポートした。【鴨沢 浅葱/Infostand】

インフォマティカ・ジャパン
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