日立ソフト、オープンソースWebコラボツール「Zimbra」のシステム構築開始

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は2008年7月7日、米Zimbraが開発するオープンソースWebコラボレーションツールの商用版「Zimbra Collaboration Suite Network Edition(ZCS)」の提供を開始した。当初はシステム構築で、2008年度後半にはSaaSでの提供も開始する予定。参考価格は、50ライセンスで年額1メールボックス3780円から(別途SI構築費などが必要)。

 ZCSは、Ajaxを活用してドラッグ&ドロップなどの操作で利用できるWebコラボレーションツール。同時マッシュアップ機能「Zimlet」によって、さまざまな社内外アプリケーションと連携できる。MySQL、OpenLDAP、Postfix、Luceneなどのオープンソースソフトから構成されており、ZCS自身もオープンソースとして公開することで、品質・機能向上を図っている。

 日立ソフトは販売代理店契約を締結し、企業や教育機関、ISPなどの事業者向けにSI提供する。また、今年度後半のSaaS提供では、情報漏えい防止ソリューション「秘文」との組み合わせによるWebメールセキュリティ強化や、オンデマンドCRM「Salesforce」との連携などの独自サービスを付加する予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日立ソフトウェアエンジニアリング
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