セールスフォース、「Force.com」最新版とUI設計サービスの「Visualforce」を提供開始

 セールスフォース・ドットコム(本社:東京都港区)は2008年6月18日、SaaS型CRMアプリケーションの最新版「Salesforce Summer ’08」の提供を開始した。あわせて、ユーザーインタフェース(UI)を設計できるサービス「Visualforce」を正式に開始した。

 「Salesforce Summer ’08」は、ISVや企業がビジネス・アプリケーションを構築できるWebアプリケーションプラットフォーム「Force.com」の最新版。企業が保有する非構造化データを管理する「Salesforce Content」を改善し、日本語を含む15言語をサポートした。

 また、アイデアを公開し、議論・投票する場を提供するコラボレーション・アプリケーション「Salesforce Ideas」で、複数コミュニティの作成など大幅な機能拡張を実施。CRM機能でも50以上の新機能を追加している。

 「Visualforce」は、Force.comプラットフォーム上で提供されるサービスのほか、ISVが独自構築したコンポーネントを取り込んで、UIデザインの定義やカスタマイズ、拡張を容易に行うことができる。6月15日から提供している。

 HTML、Ajax、Adobe Flexなど主なインターネット技術に対応し、一般的なWebサービスと同様な環境で業務アプリケーションを構築できる。また、オンデマンド・プログラミング言語「Apex」で挙動をコントロールできるため、接続デバイスの違いやさまざまなユーザーニーズにも柔軟に対応できるという。【鴨沢 浅葱/Infostand】

セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/jp/