米Oracle、BEA買収後のミドルウェアロードマップを発表
米Oracleは7月1日(米国時間)、4月末に買収を完了したライバル米BEA Systemsの製品を統合したミドルウェア戦略を発表した。BEAの製品は、J2EEサーバーなど一部でブランドを残しつつ、Oracle製品に統合される形となった。
今回発表したミドルウェア体系は、ミドルウェア「Oracle Fusion Middleware」、アプリケーションサーバー「Oracle WebLogic Server」「Oracle JRockit」「Oracle Coherence」など、TPモニタ「Oracle Tuxedo」、SOA基盤「Oracle SOA Suite」、BPM「Oracle BPM Suite」、ポータル/Web 2.0の「Oracle WebCenter Suite」、開発ツール「Oracle JDeveloper」「Oracle Enterprise Pack for Eclipse」などで構成される。
BEAの製品は、戦略的中心しているアプリケーションサーバーのWebLogic、TPモニタのTuxedoなどでブランドと技術が残るが、SOAのAquaLogic、ポータルサーバー、イベント処理などの製品はOracle製品に統合される。
Oracleは新しいミドルウェア製品スタックの特徴として、包括的、データベースとの事前統合、プラグイン感覚で導入できることなどとしている。
なお、OracleはBEA買収時に発表していた通り、今後もBEA顧客向けのサポートを続け、システムインテグレーターなどBEAのパートナー企業との関係も維持・拡大していくという。
米Oracle
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