米Oracle、「SQL Developer 1.5」をリリース
米Oracleは6月2日(米国時間)、無料のデータベース開発ツールの最新版「Oracle SQL Developer 1.5」の一般提供を開始した。CVC(Concurrent Versions System)などのソースコード管理ソフトウェアとの連携を強化、データベース開発者はSQL、PL/SQLコード開発作業をツール内で行えるようになった。
SQL Developerは、SQL、PL/SQLコード開発やデバッグを行えるOracle Database開発者向けのツール。生産性の向上と開発作業の簡素化のため、グラフィカルなインタフェースを特徴とする。Oracle Databaseライセンス保有者は無料で利用できる。
最新版では、CVS、Subversionなどのソースコード管理システムと連携し、ツール内でテキストファイルを編集できるようになった。
マイグレーションツール「Oracle Migration Workbench」では、「Microsoft SQL Server」「Microsoft Access」「Sun MySQL」に加え、「Sybase ASE」(リリース12-15)を新たにサポートした。各データベースからOracleへの移行を低コスト、低リスク、短期に行えるとしている。
インメモリデータベースの「Oracle TimesTen In-Memory Database」をサポート、TimesTen In-Memory Databaseに接続して、オブジェクトを検索、作成、編集、削除できるほか、SQLステートメントやスクリプトの実行などが行える。
プラットフォームはWindows、Linux、Mac OS Xをサポート。Oracle Database 11g向けで、Oracle9i Database Release 2以降のOracle Databaseをサポートする。
米Oracle
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