米IBM、消費電力管理ソフトとグリーン化評価ツールを発表

 米IBMは4月30日(米国時間)、データセンターの消費電力を追跡・管理する「IBM Systems Director Active Energy Manager(AEM)」、それにグリーン化の取り組みを測定するオンラインツールを発表した。同社が昨年5月に発表したグリーンITイニシアティブ「Project Green」を推進するものとなる。

 AEMは、データセンターの電力消費をトラッキングするソフトウェア。専用の電源コードに接続したIBMおよび非IBM製のサーバーやストレージ、一部の無線機器、それにデータセンターに設置された空調、電力管理システムなどの消費電力をモニタリングできる。電力消費量を管理し、調整が可能となることから、データセンターの省エネとコスト削減を実現するとしている。

 オンラインツールは、顧客のグリーン化の取り組みを指標化するもの。The Bathwaick Groupが開発、無料で利用できる。管理者はIT関連の電力消費状況を把握でき、目標を立てられるという。

 IBMはまた、昨年開始したエネルギー効率証明書プログラムを34カ国に拡大することも発表している。同プログラムは顧客の省エネへの取り組みの成果を検証するもので、米Newing Energy Venture社と共同で提供している。

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