米IBM：企業向けエネルギー効率証明書プログラム

　米IBMは11月2日（米国時間）、データセンターの運用で必要電力を削減・低減したことを証明する「エネルギー効率証明書」を発行する顧客向けプログラムを発表した。企業主導型で省エネの証明書を受け取れる業界初のプログラムとしている。

　第三者機関の認証に基づく省エネ実績評価を得て、温暖化ガス排出権を売買する市場で現金取引したり、二酸化炭素排出量の削減を証明するものとして持っておくことができる。

　認証は、米Neuwing Energy Venturesが協力する。データセンターなどにIBMのサーバー製品や仮想化技術を導入した企業を対象に、削減できた消費エネルギー量を調べて、証明書を発行する。

　同プラグラムは、システムとストレージ機器の全製品ラインについて提供することを目指すが、まず、サーバー製品「System z」「System p」を対象として年内に米国で開始。08年には欧州に拡大する予定。【高森　郁哉／Infostand】

Neuwing Energy Ventures
http://www.neuwingenergy.us/