米Microsoft、個人ユーザー向けサブスクリプションサービスの限定ベータ版

 米Microsoftは4月18日(米国時間)、「Microsoft Office」などのオフィスソフト、セキュリティソフト、オンラインサービスをパッケージにした一般ユーザー向けサブスクリプションサービス「Albany」(開発コード名)のプライベートベータをリリースした。米Googleらに対抗するものとして同社が進めているソフトウェアプラスサービス戦略を強化する。

 Albanyは、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteを含む「Microsoft Office Home and Student 2007」、ウイルス対策ソフトなどセキュリティサービスの「Windows Live OneCare」、オンラインサービス「Windows Live」下で提供しているMail、Messenger、Photo Galleryの3サービスで構成されるオールインワン型サービス。ユーザーは1パッケージとしてダウンロードして利用する。「Microsoft Office Live Workspace」コネクタもあり、ユーザーはオンラインスペースに文書を格納し、友人と共有するといったことができるという。

 1サブスクリプションで3台のコンピュータを登録可能で、複数のPCを利用するユーザーや家族に適しているとしている。

 一般ユーザーはオフィスソフトとセキュリティを求めており、サービスとして提供することで設定や運用の手間を削減する、とMicrosoftは説明している。また、同社のSaaS戦略であるソフトウェアプラスサービスを進めるものにもなるという。

 まずは、限定ユーザー向けのプライベートベータ版をリリースした。価格、正式版の提供時期については、今年後半に発表の予定という。

米Microsoft
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