米Adobe、Linux向けAIRのアルファ版を発表、Linux Foundationにも加盟

 米Adobe Systemsは3月31日(米国時間)、リッチインターネットアプリケーション(RIA)実行環境「Adobe AIR for Linux」のアルファ版を発表した。同社はまた、Linux推進団体のLinux Foundationに加盟することも発表、オープンソースにコミットする姿勢を示した。

 Adobe AIR for Linuxは、同社が2月に発表した最新のアプリケーション実行環境であるAdobe AIRのLinux版。HTML、Ajax、Flash、Flexなどを利用してデスクトップアプリケーションを開発・実行できる。

 「Red Hat Desktop Linux 4」「Red Hat Enterprise Linux 5」「Novell Desktop Linux 9」「SUSE Linux Enterprise Desktop 10」「Ubuntu 6.06」をサポートした。Adobeはまた、開発フレームワークの「Adobe Flex Builder Linux α3」もリリースしており、ともにAdobe Labsより無償でダウンロードできる。

 Linux Foundationの加盟については、RIAプラットフォームとしてのLinuxの進展に向け協業していくため、と説明している。加盟により、さまざまなLinuxソフトウェアプラットフォームにおける自社RIA技術の互換性を強化していくという。

米Adobe Systems
http://www.adobe.com

Linux Foundation
http://linux-foundation.org