米Oracle、最新のオンデマンドCRMを発表、コラボレーション強化

　米Oracleは3月11日（米国時間）、SaaSモデルで提供しているCRMアプリケーションの最新版「Oracle CRM On Demand Release 15」を発表した。最新版では、SNS（ソーシャルネットワーキング・サービス）やコラボレーション機能を強化した。

　最新版の最大の特徴は、SNS／コラボレーション機能の「Social CRM」だ。付せん機能「Sticky Notes」と「Message Center」により、登録したメンバー間でノートをやり取りしたり共有できる。過去の記録をナビゲーションすることなく、ホームページ上に表示が可能となるため、生産性が向上するとしている。

　使いやすさも改善点だ。ウィジェット、ガジェット、個人用ポータルを利用して、エンドユーザーはオブジェクトをカスタマイズできる。たとえば、「iGoogle」などのWebポータルにOracle CRM On Demandのコンタクト情報を統合する、などのことが可能になるという。

　Oracleは同日、モバイル端末向けの「Oracle Mobile Sales Assistant」も発表している。これを利用して、Oracle CRM On Demandユーザーは、「Blackberry」などのモバイル端末からアクセスできる。

米Oracle
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