米Sun、ISVが自社ソフトウェアをSaaS展開できるプログラムを発表

 米Sun Microsystemsは4月23日(米国時間)、ISVが既存の自社アプリケーションをオンデマンド配信するためのプログラム「Solaris On Demand Program」を発表した。ISVは、容易かつ低コストで自社アプリをソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)対応アプリに変換できるという。

 Solaris On Demand Programは、通常顧客側にインストールする業務アプリケーションをSaaSとして提供するためのサービス。Sunはここで、ハードウェア、ホスティング、管理サービス、バックアップなどSaaSに必要な技術を提供する。ソフトウェアベンダーは同プログラムを利用して、オンデマンド配信に必要な機能と可用性、拡張性、安全性を得られるという。中でも、可用性については稼働率99.5%を実現するとしている。

 このほか、SaaSにスムーズに移行するのための技術およびマーケティング支援も行っていく。ISVは90日間の無料トライアルを利用できる。

 Sunはこれにあたり、NaviSite、AT&T子会社のUSi Communications、NTT Europeの3社と提携、顧客は3社が提供するホスティングサービスを利用できる。

米Sun Microsystems
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