日本オラクル、SOAに基づく業務プロセス統合のためのソフト

 日本オラクル(新宅正明社長)は、SOAに基づく業務プロセス統合のためのソフトウェア「プロセス統合パック」を7月10日に発売した。ラインアップは「Oracle E-Business Suite Order Management」と「Siebel CRM On Demand」の統合パック、「Oracle E-Business Suite Order Management」と「Siebel CRM」の統合パックの2種類で、価格は1CPUあたり375万円から。

 「Oracle E-Business Suite Order Management」と「Siebel CRM On Demand」の統合パックは、販売機会から見積までの業務プロセスの統合が可能。一方、「Oracle E-Business Suite Order Management」と「Siebel CRM」の統合パックは、製品構成、在庫確認、自動受注処理、価格の同期、リアルタイムの受注状況など、受注から入金までの業務プロセスのライフサイクルを統合できる。

 異種アプリケーション製品の統合基盤「アプリケーション統合アーキテクチャー(AIA)」によるSOA基盤の構築は、オラクルのミドルウェア製品群である「Oracle Fusion Middleware」によって実現可能。他のソフトウェアベンダーのアプリケーション製品や独自に開発されたアプリケーションを導入しているユーザーも、「Oracle Fusion Middleware」を採用することで、AIAを活用して「Oracle Applications」を含む異種混在環境のシステム統合を行うことが可能になる。

 さらにAIAは、将来リリースされるオラクルの次世代アプリケーション「Oracle Fusion Applications」のSOA基盤にも採用される予定。これにより、次世代のアプリケーション基盤環境をすぐに導入することが可能になる。

日本オラクル=http://www.oracle.co.jp/

提供:BCN