ZendのPHP、Windows Server 2008に対応

 スクリプト言語PHPを開発するイスラエルZend Technologiesは3月4日(米国時間)、自社PHPアプリケーション開発ツール「Zend Core」が「Windows Server 2008」上で正常に動作することを確認したと発表した。これにより、Zend CoreとPHPはWindows Server 2008の認定を受けたことになる。

 Zendと米Microsoftは2007年10月に提携し、Windows ServerでのPHPアプリケーションについて、互換性や動作環境の強化で協業してきた。Windows Server 2008では、ZendはMicrosoftの「Microsoft Early Access Program(EAP) for Windows Server 2008 Software Certification」に参加し、作業を進めてきた。今回約100のテストにより、互換性、セキュリティ、信頼性、可用性などに関するチェックを受けたという。利用したのは、Zend Coreのバージョン2.5。これにより、Windows Server 2008はローンチの段階からPHP対応になるとしている。

 MicrosoftはWindowsプラットフォーム上でPHPを動かす技術「FastCGI」を開発しており、「Internet Information Services(IIS)」用のコンポーネントとして提供している。2社は、Microsoftのユーザー認証情報「Information Card」でも協業している。

イスラエルZend Technologies
http://www.zend.com

米Microsoft
http://www.microsoft.com