HDEがLinuxサーバ管理ソフト最新版を発売、新たに仮想環境対応版を追加

 HDE(本社:東京都渋谷区)は、Linuxサーバ管理ソフトの最新版「HDE Controller 5」を2008年1月31日発売する。従来の企業向け「Professional Edition」、自治体向け「LG Edition」のほか、VMWareの仮想環境向け「Virtual Edition」を追加した。「Virtual Edition」の新ライセンス体系では、仮想環境へは従来版の半額以下の単価で導入可能という。

 Webやメール、DNSなどのサービス設定や、ユーザーアカウントやメーリングリストの管理、サーバデーモンやログの監視などを、Webブラウザ上からGUI画面で操作できる管理ソフト。新バージョンは、セキュリティ面を大きく強化し、サービスのバージョン番号非表示機能やsubmissionポート対応、SMTP over SSL(SMTPS)対応、FTP over SSL対応、SSLによるWebDAV機能などを追加した。

 また、グラフィカルにWebアクセス統計ができるWebalizerを導入。OSサポートもRed Hat Enterprise Linux 5とCentOS 5.xの64ビット版に対応した。

 Virtual Editionの価格(1年間のサポート付き)は28万9800円から。1台の物理サーバ上で最大6台のゲストOSが利用可能で、ゲストOS単価では4万8300円相当となる。対応仮想環境はVMware ESX Server 3、VMware Server 1.0。

 「Professional Edition」は11万8335円から。総合行政ネットワーク(LGWAN)と接続するゲートウェイ向け製品「LG Edition」は15万3300円から。年間計3000ライセンスの販売が目標。【鴨沢 浅葱/Infostand】

HDE
http://www.hde.co.jp/