NTTコムテクノ、ネットワーク監視システム「ZABBIX」の導入支援

 NTTコムテクノロジー(本社:東京都港区)は2008年6月20日、オープンソースのネットワーク監視システム「ZABBIX」の導入支援などサポートサービスを開始すると発表した。開発元であるラトビアのZABBIX社とパートナー契約を結び、国内では「ZABICOM」(国内登録商標)の名称で展開する。

 ZABBIXは、プロフェッショナル指向の現場密着型ネットワーク監視システムで、最初のバージョンは2005年に公開された。システム運用保守者の知恵やノウハウを各種警報発生の判断ロジックとして記述することで、高度な監視運用を実現。商用ライセンスの監視ツールと比べ、4割以上のコスト削減が見込めるという。

 両社は過去約1年間、ZABBIXの日本仕様化に取り組み、認定パートナー契約を結んだ。日本向けに拡張したシステム「ZABICOM-J」には、日本語によるレポート作成補助機能などを含み、ZABBIXとの併用を推奨している。なおZABICOM-Jには、NTTコムテクノの独自ライセンスも含まれている。

 NTTコムテクノは、ZABICOMの導入コンサルティングやシステム構築、操作訓練など顧客要望に応じたサポートサービスを提供。既に大手製造業者での運用開始しており、今年度中に10社への導入、約2億円の売り上げを目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】

NTTコムテクノ
http://www.nttct.co.jp/

ZABBIX
http://www.zabbix.com/