Microsoft、2007年度通期決算で売上高500億ドルを突破、2Q決算も増収増益――Vistaの堅調な伸びが要因と同社
なおこの数字は、今月初めに発表された「Xbox 360」の不具合修理費用の10億ドルを加味して算定されている。不具合修理費用を除いた、実質的な1株当たりの利益は39セントで、この利益はThomson Financialがまとめたアナリストの予測値と一致している。
Microsoftは第4四半期の増収要因として、今年1月に一般発売されたWindows Vistaが堅調に伸びたこと、SQL Server、Windows Server、Visual Studio、Xbox 360の製品に対する需要が高かったことを挙げている。
一方、2007年度通期の売上高は、前年度比15%増の511億2,000万ドルとなり、初めて500億ドルを突破した。純利益は同18%増の140億7,000万ドルで、1株当たりの利益は1ドル42セントとなった。
また同社は同日、2008年度第1四半期(7-9月期)、および2008年度通期(2007年7月-2008年6月期)の売上げ予測も発表した。それによると、2008年度第1四半期は124億~126億ドルで、1株当たりの利益は38~40セント。2008年度通期は568億~578億ドルで、1株当たりの利益は1ドル69~1ドル73セントになる見通しだという。
ただしこの売上げ予測には、今年5月に発表した米国アクアンティブの買収費用は加味されていない。Microsoftは、「アクアンティブの買収によるコストへの影響は、まだ確定していない」とコメントしている。なお買収は、2008年度第1四半期中に完了する見込みだ。
MicrosoftのCFO(最高財務責任者)クリス・リデル氏は、「アクアンティブの買収により、2008年度に特別費用を計上する可能性はある。しかし、その金額は同年度の1株当たりの利益や営業利益に、大きな影響は与えないと考えている」とコメントしている。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)
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提供:Computerworld.jp