infoRSS:Thunderbird・Firefoxの片隅にRSSをティッカー表示

現在では、さまざまなタイプのRSSアグリゲータが開発されているので、自分の好みや目的に合わせて選ぶことが可能だ。例えば自分のマシンに新たに何もインストールしたくなく、また複数の場所からニュースフィードにアクセスしたい場合にはNetvibesのようなウェブベースのソリューションを選ぶと良いだろう。一方、機能満載のデスクトップ用の専用RSSリーダがお望みなら、RSSOwlBlogBridgeなどを利用するのが良いだろう。 しかし、新しいアプリケーションに一から慣れる必要があるのは面倒だと感じるなら、今回紹介するinfoRSS を試してみるのも良いかもしれない。他のRSSアグリゲータと違ってinfoRSSはThunderbird/Firefoxの拡張として実装されていて、いつも使っているメールクライアント/ブラウザの中で利用することができる。

Thunderbird 2.0の先行レビュー

数カ月をかけて開発が進められてきたThunderbird 2.0であるが、その正式リリースが間近に迫りつつある。既に先週、Mozilla FoundationからはThunderbird 2.0ベータ版の初回リリースが行われており、私もそれ以降のメール管理をこうしたベータ版で行ってきた1人だ。今回の新規リリースでは、タグ付け、履歴移動、着信通知、機能拡張の管理などに、様々な機能の追加ないし改善が行われている。確かにThunderbird 2.0にはそれほど斬新的な新機能は装備されていないが、Thunderbird 1.5系の長所を踏襲した堅実な改良版であると評価して良いだろう。

MozillaとLinuxディストリビューション間の協力体制の成立

Mozilla Foundationは、今後の開発およびリリース体制をLinuxディストリビューション側の要請に合わせる方向で改善してゆくことに同意した。同ファウンデーションからの発表では、今回の合意に関心を示すすべてのLinuxディストリビューションとの間で、パッチの管理、ディストリビューション専用パッケージの作成、開発ポリシの決定に関し、より直接的な協力関係を築くようにするとされている。

レビュー:Firefox 2.0に施された堅実な改善点

先週公開されたInternet Explorer 7に対抗する形で、Mozillaチームも新たにFirefox 2.0をリリースした。今回のリリースにおける変更箇所や新機能はさほど多くなく、最も目立つのは既存機能の改良である。とは言え、確かに1.5系列からの大幅な変更点はないものの、Firefox 2.0にはアップグレードするだけの充分な価値があると見ていいだろう。

FirefoxをめぐるDebianとMozillaの対立の背景

Debianの最新バージョンはEtchの名称で12月のリリースが予定されているが、同ディストリビューションに同梱するWebブラウザとしては、Mozillaが権利を所有するFirefoxを収録することが希望されている。この件に関するMozilla側からDebianに対する返答は、そうした形態でリリースする場合、同ソフトウェアの付属アートワークを外すことはできないという旨のものであった。なお法律関係の専門家によると、著作権法と商標法を正しく用いていれば、こうした問題はそもそもが生じなかったはず、ということになる。