IEの世界シェアが80%割れ、Firefox14%
米Net Applicationsはこのほど、06年12月分のブラウザー世界シェア推計を公表した。首位の「Internet Explorer」(IE)は79.64%(11月は80.56%)に低下。04年10月の調査開始以降では初めて、80%を割り込んだ。ライバルのFirefoxは14%(同13.5%)で、拡大が続いている。
IEは10月に新版の「IE 7」が発表されたが、退潮に歯止めがかからない。ただ、「Windows Vista」がIE 7を搭載しており、1月末に消費者へのVistaの販売が始まるまで、行方を見守る必要がある。
Firefoxのシェアは2年前の04年12月時点で4.64%、1年前の05年12月は9.57%だった。IEと同じ10月に新版を公開してからも順調に伸びている。一方、IEのシェアは04年末まで90%を超えていたが、じりじりと後退、06年3月に85%を割り込んでいた。
その他のブラウザーのシェアは、3位の「Safari」が4.24%(同4.03%)、4位の「Opera」が0.87%(同0.67%)、5位の「Netscape」が0.85%(同0.83%)。【南 優人/Infostand】
シェアのグラフ
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