Black DuckによるKoders.comの買収劇がもたらす今後の展望

 オープンソース系ソフトウェアの調達および再利用に関するサービスとソフトウェアを提供しているBlack Duck Softwareが先日、Koders.comの名称でフリー/オープンソースソフトウェア(FOSS)系コードの検索エンジンを運営するKodersを買収した。Black Duck側の意図としては、Kodersの有す検索テクノロジを自社の製品ラインに組み込むことを計画している一方で、Koders検索エンジンの基本的性質は残したままその機能強化を進めることも構想しているようである。

ビデオ・インタビュー:SunのJames Gosling、MySQLのMonty Widenius、 David Axmark、Brian AkerにSunによるMySQL買収について聞く

 1月16日朝、Sun MicrosystemsがMySQL ABの買収を発表した。買収額は10億ドル、うち推定8億ドルが現金という、オープンソースの世界では巨大な取引だ。ニュースを聞いた私は、2分後には買収が発表された「非公開」MySQL株主総会の取材を申し入れていた。そして、車に飛び乗ってオーランドへ。2時間後には、Sunのバイスプレジデント(Javaの生みの親)James GoslingとMySQL ABの創立者の1人David Axmarkと共に昼食の席に座っていた。昼食後は、MySQLのCTO(オリジナルのMySQLの生みの親)Michael "Monty" Wideniusとチーフ・データベース・アーキテクトのBrian Akerを捕まえ、この買収の効果と両社にとっての意味を尋ねた。

SunがMySQLを10億ドルで買収

 MySQLブログサイトにおけるコミュニティ担当バイスプレジデントKaj Arno氏の昨夜(1月15日)の投稿によると、Sun MicrosystemsがMySQL ABの買収を予定しているという。MySQL ABは企業向けデータベース製品を販売しているが、それらの基になっているのがあちこちで見かけるオープンソース・データベースMySQLであり、オープンソースのソフトウェアスタック“LAMP”の“M”としても知られている。