米HP、ITサービス大手EDS買収交渉を認める、米IBMに対抗
米Hewlett-Packard(HP)と米Electronic Data Systems(EDS)は5月12日(米国時間)、HPによるEDS吸収・合併に向け、話し合いを進めていることを認めた。買収金額は120億~130億ドルと予想されている。HPはサービス部門を拡充することで、ライバルの米IBMらに対抗する狙いだ。
EDSはITサービス・コンサルティングを手がける事業者。年商約220億ドルを誇る大手で、米国を中心に世界的60カ国以上で展開、全世界で6万5000台のサーバー、250万台のデスクトップを管理しているという。
HPは同社買収により、サービス/コンサルティング部門を強化する。ライバルのIBMは、PricewaterhouseCoopersのコンサルティング部門買収などにより、一足先にサービス部門を強化している。
120億ドルという買収金額は、HPにとって2002年のCompaq以来の大型買収となる。2社は12日に発表した声明文で、買収交渉を進めていることを認めながらも、「合意に達するという保障はない」としている。
米Hewlett-Packard(HP)
http://www.hp.com
米Electronic Data Systems(EDS)
http://www.eds.com