インテル謹製の数値演算ライブラリ「MKL」を使ってプログラムを高速化

 各種スケジューリング処理やシミュレーション、統計処理、デジタル制御や信号処理などの分野では、多次元行列演算や高速フーリエ変換(FFT)、線形計画法など、さまざまな数学的処理が必要とされる。これらの処理に対するアルゴリズムはほぼ完成されており、フリー/商用を問わず、すでに多数の計算ライブラリがリリースされている。その1つが、インテルが提供する「インテル マス・カーネル・ライブラリ」(Intel Math Karnel Library、以下MKL)だ。

マルチメディア処理から信号処理まで幅広く活用できる高速ライブラリ「IPP」

 インテル C++ コンパイラーに付属するライブラリの1つに「インテル インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ」(Integrated Performance Premitive、以下IPP)がある。IPPは動画や音声、画像などの処理に向けた関数を備えたライブラリなのだが、実際のところIPPがどのようなものなのか分からない方も多いだろう。そこで本記事では、IPPには何が含まれており、またどのような用途に使えるのか、紹介していこう。

「OpenOffice.org 3.0」のダウンロード、2週間で約530万件に

 オープンソースのオフィススイートを開発・提供するOpenOffice.orgは10月26日(米国時間)、最新版「OpenOffice.org」のダウンロード件数がリリースから2週間で500万件を超えたことを発表した。Linuxディストリビューションのレポジトリ経由などの統計はカウントされていないことから、正確な数値はさらに増える可能性がありそうだ。

CVS/Subversionを使ったバージョン管理(中編:CVSを使ったバージョン管理)

 本特集ではバージョン管理システムの基本的な考え方や用語を解説するとともに、SubversionやCVSを使ったバージョン管理方法について説明していく。前編ではバージョン管理システムの基本事項について解説を行ったが、中編となる本記事では、 CVS(Concurrent Versions System)を使ったバージョン管理について解説する。

ratproxy――Webアプリケーションのセキュリティレベルを検証するGoogle提供ツール

 Webアプリケーション開発者によるセキュリティレベルの検証作業をサポートすることを目的として、 ratproxy と呼ばれるオープンソース型ツールが先日Googleからリリースされた。これはWeb 2.0およびAJAXアプリケーションを対象に構築された非破壊型の検査ツールであり、セキュリティ上の問題点が可読性に優れた形式にてレポートされるようになっている。

インテリジェントワークス、Mac向けセキュリティソフト

 Mac向けソフト開発などのインテリジェントワークス(神山邦彦代表取締役)は、MacOS向けセキュリティソフト「セキュリティードクター Ver.1.0」を8月20日に発売する。アップルが公表する「セキュリティ設定ガイド」に合わせてセキュリティ設定を自動で施せるツールで、ウイルス対策やOSのアップデートでは防げない不正アクセス・プログラムの侵入を防御する。Macのセキュリティ設定に特化したツールは他に類がないという。

WebサーバとしてGNU/LinuxがOS Xより優れている3つの理由

 すでに正式なUNIXシステムとして認定されたAppleのOS Xは、動的コンテンツを提供するインターネット公開用またはイントラネット専用のWebサーバにインストールされていることが少なくない。そうしたOS Xサーバとは2年間、また別の選択肢であるGNU/Linuxサーバとはもっと長く付き合ってきたが、少なくとも3つの理由からGNU/Linuxシステムのほうが優れているといえる。

トリプレットゲートとクウジット、Mac OS向け公衆無線LAN接続ソフトを提供

 トリプレットゲート(池田武弘CEO)とクウジット(末吉隆彦社長)は7月2日、トリプレットゲートが運営する公衆無線LAN接続サービス「WirelessGate(ワイヤレスゲート)」の利用者向けに、Mac OSユーザー用公衆無線LAN接続ソフト「ワイヤレスゲートコネクション for Mac OS X」を無料提供すると発表した。

Caminoブラウザをカスタマイズする際の必見サイトPimpMyCamino

 Mozillaをベースとして立ち上げられたMac OS X用Webブラウザプロジェクトである Camino は今も成長を続けており、そのプラグインやアドオンも PimpMyCamino にて多数公開されるようになっている。実のところこのPimpMyCaminoはCamino開発陣からのオフィシャルな承認を得たサイトではないのだが、同プロジェクトのWebサイトはこれを「Caminoアドオンの総合ショップ」と呼称するまでになっているのだ。

Ubuntuだけが生き残ったPwn to Ownコンテスト

 今年も、自称クラッカーたちがCanSecWestカンファレンスで3台のノートPC(それぞれOS X、Ubuntu、Vistaが稼働)を標的として技を競い合った。先週、カナダのバンクーバーで3日間にわたって開かれたこのセキュリティ・カンファレンスは、Mac OS X LeopardとVistaの両マシンのセキュリティが破られるのを尻目に、Ubuntuマシンだけがクラッキングされずに残るという形で幕切れを迎えた。

ストレージの暗号化をクロスプラットフォームGUIで実現するTrueCrypt 5.0

 クロスプラットフォームな暗号化アプリケーション TrueCrypt のバージョン5.0が先月TrueCrypt Foundationよりリリースされた。TrueCrypt 5.0には待望のLinux用GUIをはじめとして、Mac OS Xポート、XTSモード、Windows上のシステムパーティション/システムドライブの暗号化、SHA-512ハッシュアルゴリズムの追加など、多数の改善点がある。