Aaron Seigo氏、aKademyおよびKDE4について語る

KDE開発者たちはアイルランドのTrinity College Dublinに集まり、aKademyと呼ばれるKDEコミュニティの年次大会を開催しているが、今回は1週間をかけてKDEとフリーデスクトップのコラボレーションについて討議し、KDE4の進むべき方向を見定めるという。そして先の月曜日、KDEの開発者であるAaron Seigo氏はダブリンにて私たちの取材に応え、aKademyおよびKDE4の現状について語ってくれた。

Konquerorを120%使い倒す

KDEユーザの大半は、KonquerorはWebブラウザとして使用するのが当然だと思っているかもしれないが、それは大きな過ちである。Webブラウザとして見る限り、KonquerorがFirefoxに取って代わって、すべてのサイトでサポートされるデフォルトブラウザとしての位置を占めることは難しいかもしれないが、このソフトウェエアには単なるブラウザ以上の機能が秘められているのだ。

Portlandプロジェクト:デスクトップ環境の分裂問題を解決する特効薬という幻想

OSDLによりPortlandプロジェクトに関する最初のリリースがアナウンスされたのは、この4月に開催されたLinuxWorld Bostonの席上であったが、その際に掲げられていた「a breakthrough in desktop Linux」(デスクトップLinuxにおけるブレークスルー)というお題目を目にした私は、疑わしげな感想を同僚にもらさずにはいられなかった。彼にとってそうした意見は予想外のものであったようで、腕利きのスタッフが参加しているのだから、そんなことはないだろう、と反論されてしまった。私としても、参加スタッフの知性や意欲に疑いを持っていた訳ではないが、彼らは銀の弾丸なり魔法の特効薬を調合できる錬金術師ではないのだから、プロジェクトの掲げた達成困難な目標は実現できないと思ったのである。

ユーザによるデスクトップ環境の変更を回避する方法

個人的にはすべてのユーザに各自のシステムのカスタマイズを許したいのだが、標準の設定に変更を加えられるのを嫌がる管理者もいるだろう。そうした制限を行うには、基本的に2つの方法がある。1つは、環境を変更するツールにアクセスできないようにすること、もう1つは、関連する設定ファイルの所有者およびパーミッションを変え、こうしたファイルを一般ユーザが編集できないようにすることだ。

予想以上の成果を収めたKDE 4 Multimedia Meeting

KDEの主要なマルチメディア・コンポーネントおよびマーケティングに関与しているメンバたちが、5月26日~28日の日程で、KDE 4 Multimedia Meeting(K4M、以前のK3M)という会合をオランダのAchtmaalで開いた。参加者たちは、プロジェクトの目標について話し合い、KDE 4のマルチメディア・コンポーネントに有望な改良をもたらす、かなりの量のコーディングを行った。