暗号化セキュリティは、そのアルゴリズムを理解する人々にとってはありがたいものだが、理解しない人々にとっては無意味である場合がかなり多い。セキュリティの高いHTTPSプロトコルは、ウェブ閲覧向けに広く使用されているが、致命的な欠陥が1つ存在する。つまり、ユーザーが証明書エラーに関する警告を無視するという問題だ。PerspectivesというFirefoxエクステンションは、このセキュリティホールを封じることを目的とする。
産総研とヤフー、フィシング防止アクセス認証技術の評価用ソフトを公開
独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)とヤフーは2008年4月22日、フィッシング詐欺を防ぐ新認証プトロコル「HTTP Mutualアクセス認証」の技術評価用ソフトウェアをオープンソースソフトウェアとして公開した。Webブラウザ「MutualTestFox」と、WebサーバApacheの追加モジュール「mod_auth_mutual」で構成される。
米Google:「Google Apps」の電子メールに有料のセキュリティ
米Googleは2月5日(米国時間)、オンライン・アプリケーションサービス「Google Apps」に電子メールのフィルタリングやセキュリティ機能を追加、有料オプションとして提供を開始した。企業ユーザーの利用を想定したもので、基本サービスは年額3ドルから。
詐欺ソフト:Macを標的とする初の偽セキュリティソフト
フィンランドのF-Secureは1月15日(現地時間)、米AppleのMacを標的とする初の偽セキュリティソフトを確認したと発表した。ウェブサイトを見ていると、パソコンに問題があると脅して、ソフトを買わせようとするという。F-Secureはユーザーに注意を呼びかけている。
フィッシング詐欺:被害は年間360万人、総額32億ドル
米Gartnerは12月17日(米国時間)、フィッシング詐欺の被害者は米国だけで年間360万人に上り、被害総額は32億ドルに達するとの推計を発表した。フィッシング・メールを受信しても、金銭被害に至る人は3.3%に限られるが、それだけでも巨額になり、深刻な犯罪であることが浮き彫りになった。
Dell、商標を不正利用する“サイバースクワッター”を提訴――1,100件の不正ドメイン名を登録・使用したとして賠償金100万ドルを請求
米国Dellと子会社の米国Alienwareが、ドメイン名登録業者数社を相手取り、訴訟を起こしていることが明らかになった。Dellは、これら業者がDell所有のドメイン名と酷似したドメイン名を登録し、不正に利用する「サイバースクワッティング」行為を行い、商標を侵害したと訴えている。
Google検索結果からマルウェア・サイトに誘導する手口が発覚
米国のセキュリティ調査会社Sunbelt Softwareは先ごろ、Googleで特定フレーズを検索したユーザーをマルウェア・サイトに誘導するという手口が確認されたことを明らかにした。
セキュリティ調査:スパム攻撃が多様化、感染サイトは半数が中国 英Sophos
英Sophosが9月3日(英国時間)発表した8月度のインターネットセキュリティー調査によると、ウイルス付きの電子メールが大きく減少する一方、ユーザーを悪質なサイトに誘導するスパムメールの手口は多様化して、深刻な状態という。
不用心な人々を狙うLinux Corporationの詐欺
あなたの写真を購入したいと申し出るLinux Corporation代表と名乗る人物には用心した方が良い――それは詐欺だ。Rohan Patwari氏とPraveen Toshniwal氏の体験から考えて、インドのモデルやカメラマンは特に気を付けた方が良い。彼らの体験談は、フリーソフトウェアコミュニティ以外の人々に対してLinuxがいかに有名になったかと同時に、いかに得体の知れないものなのかも間接的に示している。
Google、クリック詐欺情報サイトを開設――「無効クリック数は10%未満」――独自調査データも公表
米国Googleは8月16日、クリック詐欺に関する情報サイト「Ad Traffic Quality Resource Center」を開設した。クリック詐欺は、同社の主要な収入源であるクリック課金広告のビジネス・モデルを脅かすおそれがある厄介な問題だ。
Windowsパッチ情報メールを装う悪質な詐欺メールにご用心!――トロイの木馬を感染させる不正サイトにユーザーを誘導
「Microsoftがリリースしたばかりのセキュリティ・アップデートをインストールするようユーザーを促す偽のメッセージが出回っている」――。複数のセキュリティ企業が6月27日に警告を発した。同メッセージは、悪質なコードをPCに埋め込むWebサイトにユーザーを誘導しているという。