ネットマークス、認証ソフト新「SecureSuiteXS」、シンクライアント強化も

 ネットマークス(大橋純社長)は、同社の認証ソフト最新版「SecureSuiteXS(セキュアスイートXS)ver.4.8」を発売した。税別価格は25ユーザー用の最小構成で29万7000円。認証デバイスなどを組み合わせたソリューションとして、大学や企業を対象に販売。06年度に1万ライセンス、約1億円の売り上げを見込む。

Higgins Project、オープンソースID管理ツールのロードマップを公開

 Web上で使用する複数のID/パスワード管理や、財務データなどの機密情報にアクセスするための認証などを支援するオープンソースのアイデンティティ(ID)管理ツール開発プロジェクト「Higgins Project」は、最初の成果となる「Higginsバージョン1.0」のコードを来年夏にリリースするもようだ。同プロジェクトに参加するIBMやノベル、学術関係者が、カリフォルニア州サンタクララで開催されたコンファレンス「Digital ID World 2006」(9月11日〜13日)で発表したもの。

2005年の国内アイデンティティ管理市場は前年比22.3%増の382億円に

IDC Japanは9月6日、企業内のセキュリティ運用管理を統合するアイデンティティ/アクセス管理(IAM)の市場規模および企業規模別導入状況を発表した。それによると、2005年の同市場は、前年比22.3%増の382億円に拡大した。2005〜2010年は年間平均成長率(Compound Annual Growth Rate: CAGR)13.6%で推移し、2010年には723億円に達する見込みという。

Sunがオープンソースのシングルサインオンコードをリリース

Sunがアイデンティテイ管理システムのソースコードをオープンソースライセンスの下で公式にリリースした。OpenSSO(Open Web Single Sign-On)と呼ばれるこの製品は、企業が統合された認証とセッションの管理フレームワークを構築して、WebベースとJavaベースのばらばらなアプリケーションを連結することができるツール群である。

管理アプリケーションがセキュリティ上のリスク要因に──セキュリティ会社が指摘:Black Hat USA 2006リポート

 エンタープライズ管理アプリケーションは、コーディングの安全性や導入方法に問題を抱えている。アンチウイルス、パッチ管理、システム管理などをサポートするアプリケーションが、悪意のある強力なボットネットに変わってしまう危険性があるからだ──。このほど米国ラスベガスで開催されたセキュリティ関連イベント「Black Hat USA 2006」では、このような研究結果が明らかにされた。

ノベルとクロス・ヘッド、ID管理ソリューション分野で提携

 ノベルと、サイボウズのグループ企業クロス・ヘッドは2006年7月24日、ID管理ソリューションでパートナー契約を締結したと発表した。クロス・ヘッドは、ノベルのID管理製品とサイボウズのグループウェアを組み合わせた包括的なソリューションを提供していく。日本版SOX法への対応などの需要を見込む。