ネットマークス、認証ソフト新「SecureSuiteXS」、シンクライアント強化も
ネットマークス(大橋純社長)は、同社の認証ソフト最新版「SecureSuiteXS(セキュアスイートXS)ver.4.8」を発売した。税別価格は25ユーザー用の最小構成で29万7000円。認証デバイスなどを組み合わせたソリューションとして、大学や企業を対象に販売。06年度に1万ライセンス、約1億円の売り上げを見込む。
「SecureSuiteXS」は、指紋、静脈などを利用した生体認証装置をはじめ、、Windowsログオンやシトリックス社のシンクライアント用サーバーなどにICカード、USBキーなどを使って認証できるようにする認証ソフト。
最新版では、ユーザーがITシステム上で利用するアプリケーションのID/パスワードを「SecureSuiteXS」のサーバーで一元管理し、自動入力を行う機能を新たに搭載した。ID/パスワード情報はCSV形式のインポートに対応する。
認証時に利用するICカードを忘れた場合用にオペレーションツール「ICカード管理ツール」も装備した。ICカードの一括登録や一時貸し出しなどの設定が可能。「SecureSuiteXS」の「マルチデバイス認証機能」と接続するためのSDK(Software Development Kit)を使うことで、電子決済システムの「承認」行為をマルチデバイス認証に変更することもできる。
シンクライアントへの対応も強化。Windows PCに加え、Windows XP EmbeddedやLinuxのシンクライアント端末からシトリックス社のシンクライアント用サーバーや「Windows ターミナルサービス」の利用時で複数の装置での認証もできるようにした。
ネットマークス=http://www.netmarks.co.jp/
提供:BCN