「KDE Frameworks 5.92.0」が公開
The KDE Communityは3月12日、Qtアドオンライブラリの最新版「KDE Frameworks 5.92.0」を公開した。
KDE FrameworksはQtでアプリケーションを構築するためのアドオンライブラリ。よく使われる機能を83種揃えており、C++/Qt、QMLでの開発で利用できる。 KDE Frameworks 5.92.0は、2014年に公開された5系の最新版。月に一度のリリースを持ち、2月に公開されたバージョン5.91に続くリリースとなる。
KTextEditorではLazy load ModeMenuListが加わり、vimode、textlineなどで細かな修正や機能強化が加わった。 破損していたPythonバインディング生成を削除し、BUILD_DESIGNERPLUGINオプションが非クロスコンパイル依存となった。 KConfigでは、KWindowStateSaverを設定できるようになり、Qtセッションマネージャーを使わないビルドもサポートした。 ファイルとデータへのアクセスを提供するKIO(KDE Input/Output)では、Qt4ランナーの削除、追跡対象外ディレクトリのAPIなどの強化が加わり、複数のメモリリークにつながる不具合も修正した。
このほか、Breeze Icon、KActivities、KAuth、KBookmarksなどで細かな強化が加わった。
KDE Frameworks
https://develop.kde.org/products/frameworks/