UI構築JavaScriptライブラリ「React v17.0」が公開、段階的アップグレードが可能に
ユーザーインターフェイス(UI)用のJavaScriptライブラリ「React」開発チームは10月20日、最新のメジャーリリースとなる「React v17.0」公開を発表した。新しい機能はなく、今後アップグレードを簡単にするための踏み台としている。
Reactは米Facebookが開発してオープンソースとして公開するUI構築のためのJavaSriptライブラリ。React v17は、2017年9月に公開されたバージョン6系に続くメジャーリリース。
JSXコードをJavaScriptに変換する最新のJSXトランスフォームをサポートする以外に、大きな新機能はない。開発チームは、開発者向けの機能を付け加える代わりに、Reactそのもののアップグレードを容易にすることにフォーカスしたと説明している。特定のバージョンのReactで管理するツリーに別のバージョンのReactで管理するツリーを組み込むことを簡単にするための「踏み台」と位置付けている。
アップグレードではこれまで、アプリ全体を一度にアップグレードすることが多いが、複数のReactバージョンを使っている場合を考慮し、React 17では次期React 18などにアップグレードする際に、部分的にアップグレードできるオプションを提供する。
React 17はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
React
https://reactjs.org