GitLabとGitpodがネイティブ統合、GitLabからGitpodを起動可能に

 Gitpodプロジェクトは10月6日、GitLabとネイティブ統合を実現したことを発表した。開発者はローカルマシンに開発環境を設定することなく、Gitlab.comから起動できるようになる。

 Gitpodは、ドイツTypefoxが開発してオープンソースとして公開するクラウドベースの統合開発環境(IDE)。Eclipse FoundationのクラウドIDE「Eclipse Theia」をベースとし、コードとして開発環境を定義できる。GitHub、GitLab、Bitbucketとの統合により、リポジトリからGitpodワークスペースを1クリックで起動できる拡張を用意している。

 今回、オランダGitLabと提携し、GitLabのUIとGitpodを統合を実現した。それまで、GitLabユーザーはローカルマシンに開発環境を設定・管理する必要があったが、ネイティブ統合によりGitpodのWebベースの開発環境をGitLabで使えるようになる。

 具体的には、GitLabのWeb IDEボタンにプロジェクトページとマージリクエストページでGitpodボタンが加わり、ユーザーはプロジェクトをGitLabのWeb IDEで開くか、Gitpodで開くかを選択できるようになった。Gitpodの拡張なしに、Gitlab.comから起動できるため、開発者の利便性を改善できるとしている。統合を利用するには、Gitpod機能を有効にする必要がある。

Gitpod
https://www.gitpod.io
オランダGitLab
https://about.gitlab.com