オープンソースのグラフデータベース「ArangoDB 3.7」がGAに
米ArangoDBは8月25日、グラフデータベースの最新版となる「ArangoDB 3.7」を一般公開(GA)にしたことを発表した。
ArangoDBはグラフデータベースだが、グラフのほか、ドキュメント、キー/バリュー向けにネイティブにデータを格納するマルチモデルを特徴とする。クロスプラットフォームのインデックス/テキスト検索エンジンを統合し、すべてのデータモデル向けのクエリ言語AQL、機械学習のArangoMLなどの特徴も備える。オープンソースのコミュニティ版の他、有償のEnterprise Editionも提供する。ArangoDB 3.7は、1月に公開したバージョン3.6に続く最新版。
テキスト検索とランキング機能ArangoSearchを強化し、ファジー検索をサポートした。n-gramおよびレーベンシュタイン距離をベースとしたマッチングにより実現するもので、フレーズ検索も強化した。
セキュリティも強化し、データが移動時、保存時、バックアップの暗号化により攻撃から保護するという。監査でも詳細なアクセス追跡、データマスキングの強化などが加わった。ローテーションできるJWT形式のアクセストークン、ホットリロード可能なTLS証明書などもサポートした。
Enterprise Editionでは、性能の強化として、大規模なデータセットの性能を強化するSatteliteGraphsなどいくつかの新しい機能を導入した。
米ArangoDB
https://www.arangodb.com/