米Microsoft、Blenderの開発ファンドにゴールドとして参加
オープンソースの3D CG制作ソフトウェア「Blender」を開発するBlender Foundationは7月29日、開発資金を募る「Blender Development Fund」に米Microsoftが参加したことを発表した。
Blender Development Fundは、Blenderの開発資金を調達するファンド。3Dコンテンツのニーズ増加を受けて、開発のペースを上げていくために開始したもので、企業や個人開発者が参加できる。 企業向けには、年3万ドルのゴールド、年1万2000ドルのシルバー、年6000ドルのブロンズと3種類あり、Microsoftは7月1日よりコーポレートゴールドメンバーとして参加しているという。 資金提供に加えて、Blenderを使って人間の合成3Dモデルとイメージを生成し、AIモデルのトレーニングも行っているという。同社が英ケンブリッジに構える研究所などで利用しており、「Synthetic Data with Digital Humans」として一部を公開している。「研究者が高品質のフリー/オープンソースの3Dソフトウェアにアクセスできることは、学術的プロジェクトへのメリットが大きい」としている。 Blender Development Fundに参加する企業は、パトロンのAMD、Nvidia、Epic MegaGrantsの3社のほか、ゴールドのIntel、Ubisoftなど合計40社以上にのぼる。 個人向けとして、月額300ドルのダイアモンド、月額120ドルのチタニウム、月額60ドルのゴールド、月額12ドルのシルバー、月額6ドルのブロンズと6種類を用意しており、4600人以上が参加しているという。合計で月間10万8000ドル以上の貢献があると報告している。
Blender Foundation
https://www.blender.org/
米Microsoft
https://www.microsoft.com
Synthetic Data with Digital Humans
https://www.microsoft.com/en-us/research/uploads/prod/2019/09/2019-10-01-Synthetic-Data-with-Digital-Humans.pdf