PHPフレームワークのCakePHP 4.1」が公開

 CakePHPコアチームは7月4日、PHPベースのWebアプリフレームワークの最新版「CakePHP 4.1.0」公開を発表した。

 CakePHPはPHPで作成されたWebアプリケーションフレームワーク。MVC(モデル/ビュー/コントローラ)モデルで開発でき、データベースアクセス、キャッシュ、認証などの機能を用意する。容易な設定、安全性などの特徴も備え、迅速にアプリケーションを開発できるとしている。MIT Licenseの下で公開されている。CakePHP 4.1は2019年12月に公開されたバージョン4系の最新安定版。

 ORMでCommon Table Expressions(CTE)を利用できるようになった。また、ウィンドウ関数もサポートした。debug()とDebugger::printVar()で、HTMLを発行したり、CLIでANSI風のアウトプットが可能になった。Query::orderAsc()とQuery::orderDesc()を強化し、CsrfProtectionMiddlewareではsamesite属性セットでクッキーを生成できるようになった。ログメッセージも強化しfooスタイルのプレースホルダーを入れられるようになった。$contextパラメーターからの値で置き換えることができる。

 CakePHP 4.1はプロジェクトのWebサイトより入手できる。なお、CakePHPは4系よりPHPの最小要件がPHP 7.2になっている。

CakePHP
https://cakephp.org/