Linux向けパッケージ管理システム「Flatpak 1.8」リリース

 Linuxアプリケーションのパッケージフレームワーク「Flatpak」開発チームは6月24日、最新版となる「Flatpak 1.8.0」を公開した。

 FlatpakはLinuxディストリビューションとは独立したパッケージ管理フレームワーク。各Linuxディストリビューションが提供するパッケージ管理システムと共存でき、サンドボックス環境内でアプリケーションを実行できる点が特徴となる。2018年8月に正式版が登場、Fedora、Ubuntuなどの約25のディストリビューションで利用できる。

 Flatpak 1.8は、3月に公開したバージョン1.7.1に続く最新のポイントリリースとなる。systemd unitを含み、プラグインのUSBドライブのサイドロードリポジトリを自動検出するようになった。なお、systemdはデフォルトではインストールされず、別途インストールが必要。これをうけて、gdm env.dファイルのデフォルトでのインストールが廃止された。

 インストールやアップデートのトランザクションのオプジェクトFlatpakTransactionで、install-authenticatorシグナルが加わった。トランザクションに必要な認証子のインストールをクライアントが処理できる。

 ホストのタイムゾーンデータを常時表示するようになった。このほか、細かな機能強化や修正が加わっている。

Flatpak
https://flatpak.org/