Linuxデスクトップアプリ向けパッケージングフレームワーク「Flatpak 1.2」リリース

 Linuxアプリケーションのパッケージングおよびディストリビューション技術「Flatpak」の開発チームは1月28日、最新安定版となる「Flatpak 1.2.0」を公開した。

 Flatpakはサンドボックス化されたデスクトップアプリケーションの構築、ディストリビューション、運用のためのフレームワーク。一貫したアプリケーション開発環境を持ち、依存性管理、ビルドツールなどの機能を備える。構築したアプリはさまざまなLinuxディストリビューションで利用できる。

 Flatpak 1.2.0は、2018年8月に公開した1系の最新のポイントリリース。同年11月に公開したバージョン1.1に続くものとなる。

 コマンドラインの挙動を改善し、「flatpak kill」と「flatpack ps」の2種類のコマンドが加わった。

 リモートについての情報を共有するflatpakrepoファイルで、DeployCollectionIDが全てのケースで利用できるようになった。appdataでのタイムスタンプと日付の処理も強化した。インストールでのセキュリティ問題につながるプロセスを改善したほか、アンインストールプロセスも強化した。

 エクスポート時にアイコンファイルを検証するヘルパーが加わり、インプットでの問題を回避するためにraw terminalモードでトランザクションを行うようになった。

 このほか、細かな機能強化やバグの修正が加わっている。

Flatpak
https://flatpak.org/