「LibreOffice 6.4.4」リリース

 The Document Foundationは5月21日(ドイツ時間)、オープンソースの生産性スイートの最新版「LibreOffice 6.4.4」を公開した。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 LibreOfficeはフリー/オープンソースの生産性スイート。ワープロの「Writer」、表計算「Calc」、プレゼンテーション「Impress」、ドロー「Draw」、データベース管理「Base」、数式エディタ「Math」などで構成され、Windows、macOS、Linuxなどで利用できる。クラウド版の「LibreOffice Online」も公開されている。

 LibreOffice 6.4.4は、1月末に公開されたLibreOffice 6.4の最新のポイントリリース。LibreOfficeの安定版は最新の機能を含むFresh版と安定性を重視したStillの2種類があり、6.4系はFreshに分類されている(Stillの最新版は4月末に公開されたバージョン6.3.6)。

 バグの修正が中心で、100近くが修正された。Microsoft Officeとの相互運用性に関する不具合、それにWriter、Calcなどアプリケーション固有の不具合が修正されている。

 現在開発チームは8月公開予定の次期メジャーリリースとなる「LibreOffice 7.0」に向けて開発を進めており、アルファ1が公開されている。Stillの6.3系は5月末にサポート終了となり、6.4系がStillに移行する。6.4系は次期6.4.5を6月末に公開予定。

LibreOffice
https://www.libreoffice.org/